お知らせ

日本学校心理士会2010年度大会参加のお礼

日本学校心理士会2010年度大会参加のお礼

大会準備委員会委員長 岡田守弘

 例年に見られない猛暑の中、ここ神奈川湘南の地にご参集くださいました全国の学校心理士の皆様、大変ありがとうございました。得られた成果はいかがだったでしょうか。集計の途中ですが、当日参加も含めまして500人を超す参加者があり、どの会場、研修会も外の暑さにも負けない熱気にあふれていました。

 今回は特に「~神奈川らしさ~」を意識し、神奈川県の実践や持てる資産(リソース)を少しでも各地の皆様の参考になればと打ち出してみました。そうした意味で、神奈川支部の300名を超す支部会員の協力や支援もありがたい支えになりました。

 今回の大会テーマである、「拓く、つながるー学校心理士の未来へ」ですが、「拓く」については公開講座を行ういっぽう、香港・台湾研修の成果から、東アジア圏の教育相談やスクールカウンセリングの事情などについて知る事ができ、さらに拓かれた研修活動ができました。「つながる」については、今回一堂に会した全国各地の皆様によるモチベーションの高い討論が行えた事が何よりも成果でした。そして、未来に向かって学校心理士がどう学校教育に貢献していくのか、その方向性が展望できたと思います。

 学校教育は、今大きな転機にさしかかっています。多様な子ども達のニーズに応え、多様な専門性を持つ人たちがチーム力で教育を担っていく、そんな未来の学校の姿が見え始めています。そこに学校心理学がどのように関わっていくかは未知数ですが、会員の皆様の熱い想いで、未来は確実に拓かれていくと確信しています。

 大会の運営にあたりましては、会場間の炎天下の移動やパネル発表会場の冷房が不備であるなど、至らぬ点がありました事を深くお詫びいたします。また、来賓でおいでいただいた文科省はじめ各自治体、後援団体の皆様にも、この場を借りまして厚くお礼申し上げます。

 次回の2011年度大会は兵庫・大阪支部が協同して関西地域で開催される予定です。また皆様と再会して、子ども達のために熱い討議ができます事を期待いたしまして、大会終了のごあいさつとさせていただきます。

2010年8月23日