神奈川支部のご紹介

　神奈川支部が設立された経緯を簡単に紹介いたします。平成10年に、神奈川地域に在住あるいは勤務する学校心理士（及び学校心理士補）が70名を超えましたので、東京・大阪・兵庫・千葉などとともに、地域の学校教育と関連させながら学校心理士が資質の向上や研修・研鑽する場が身近なところに組織されることが求められ、支部設立の準備委員会を平成10年末に立ち上げました。そして、設立総会と第一回の研修会が開催されたのが、平成11年5月22日（横浜国立大学教育文化ホールにて）でした。それ以降の神奈川支部活動については、後のページの活動一覧と研修会記録をご覧ください。

　この10年間は、神奈川支部における研修・研鑽の基礎作りであったと思います。神奈川支部では、地元で親しく研修するために、横浜、川崎、横須賀・三浦、藤沢・茅ヶ崎、県北、県西の6地区会を組織しており、それぞれの地区での継続的な集まりも行なわれています。また、徐々にではありますが、神奈川地域では学校現場や教育委員会に認識されるようになってきています。

　今後は、学校心理士としての役割を明確にし、その職能を生かす諸活動・機能のあり方について、学校教育と関連する課題や地域の要請・動向に即して研究・開発を行う視点をもって取り組んでいく所存です。児童生徒への心理教育的援助サービスを進めるとともに、学校、教師、保護者、地域・教育機関等の誰でもが活き活きとするための支援をし続けることが、学校心理士に期待されています。支部員が一丸となって、期待に応えられるように研鑽を積んでいこうと活動しています。